「飛鳥・藤原の宮都」が世界遺産へ 景観・遺跡を守るための法律「明日香法」を訴えた男性の存在、住民たちの暮らしのリアル

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世界遺産マイスターが語る「飛鳥・藤原」の魅力

 世界遺産検定マイスターの本村健太郎弁護士が、世界遺産について解説する。「いよいよ7月25日か26日に『飛鳥・藤原の宮都 世界遺産決定』のニュースが出るはず。本当に悲願だ。20年くらい前から、世界遺産になろうとしていた。他にも『世界遺産になりたい』という自治体がいっぱいあった中で、ようやく“飛鳥・藤原”がほぼ決まった」。

 この地域については「歴史の教科書をもう一度読むと、奈良時代の一個手前。聖徳太子や蘇我馬子が活躍した時代だ。馬子の墓が石舞台古墳で、『大化の改新』で中臣鎌足と中大兄皇子が蘇我蝦夷・蘇我入鹿をやっつけた場所でもある。天智天皇の後継者争いで『壬申の乱』が起き、勝った天武天皇と奥さんの持統天皇のお墓の古墳もある。7世紀ごろのすごい遺産が全部詰まっている」と説明する。

 一方で、「地元は大変だと思う。日本でも過去、世界遺産になった途端、観光客が来て住民が迷惑した例は多い。白川郷は人口1500人の所に、世界中から年間200万人の観光客。人口の1400倍が来る。人が住んでいる家が世界遺産になって、そこに観光客が勝手に入ってきたりとか」といった問題点にも触れる。

 また「石見銀山も団体の観光バスが乗り付けて、騒音被害で大迷惑した。そうしたトラブルをうまくやる。観光は二の次で、世界遺産を守ることが一番大きな使命。観光や経済効果は本当の目的ではない。地元の人や県は少し期待しているが、それは二の次で、あくまで『人類共有の遺産をみんなで守ろう』だ」という。

伊勢神宮が“世界遺産”ではない理由
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