伊勢神宮が“世界遺産”ではない理由
その結果、「地元には守る責任ができる。覚悟はどうしても必要だ。これからも世界遺産は新しくできるが、地元の方への説明は、実は一番難しい。これから世界遺産になろうとしている自治体も多いが。まずは地元でそういう雰囲気をつくることに皆苦労している」と明かす。
世界遺産の住民には「地域の制約」が求められるケースもある。憲法では生活や住居の自由が保障されているが、「オーバーツーリズムで人が来て、地元が迷惑することは、明日香村でも起きるだろう。そこはうまく両立させる。地元住民には十分に説明を尽くしてきたところ、新たなトラブルが起きるだろうが、うまくPRして『住民が住んでいる』と観光客にも説明しながら、官民一体で取り組んでいくしかない」と話す。
世界遺産に選ばれることの“恩恵”は何か。「ぶっちゃけ恩恵はないかもしれない。『国内法で守る』が世界遺産になるための最低条件で、国際的には『自国で保存のための法律を作った』とならないと、世界遺産になれない。なりたいかは本人たち、つまり自治体が決める。日本にもいろいろな観光地があるが、自ら手を上げて『世界遺産になりたい』という場所だけを選ぶ。例えば、伊勢神宮にはなりたい気持ちがないから、今後も世界遺産にならない。あくまで本人が手を上げたところから選ぶ。世界中のルールで、自己推薦だけだ」。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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