家族間でのトラブルと“ゴミ屋敷”になる人の心理
現場で取材を進める中、齋藤容疑者の親族に出会った。映像や音声はなしという条件で、取材に応じてくれた。親族によれば、実は、母親だけでなく齋藤容疑者とも20年以上連絡を取っていなかったといい、家族間でのトラブルが原因であったと話す。
母親は夫と離婚したあと、親族と“絶縁状態”となり、交流が途絶えていたという。親族は齋藤容疑者や母親とも長年連絡が取れず、消息を案じていたそうだ。
行政では救えなかったのか。日光市に問い合わせたところ、担当者は「詳細は調査中です」と返答した。
犯罪心理学者の出口保行氏は、対応の難しさをこう語る。「ゴミ屋敷になってしまうタイプの人は、人の意見は取り入れない。この人たちの価値観の中では、別にそれは汚れではなかったりする。『誰に迷惑かけてるんですか?』という話になるのが普通。ご遺体であっても『何とかしなきゃいけない』という感覚を持たなかったのだろう。(ゴミ屋敷に)住んでいる人がどういう人なのかを調べていくと、基本的には社会との接点がない。『なんであんた達にそんなこと言われなきゃいけないんだ』『大きなお世話でしょ』ということにもつながり、なかなか解決しない」。
死体遺棄の時効は3年だが…
