6月6日にブラジル代表と対戦する

6月6日に日本代表と対戦するブラジル代表が招集メンバーを発表した。GKにアリソン・ベッカー、DFにチアゴ・シウバ、マルキーニョス、ダニエウ・アウベス、MFにカゼミロ、ファビーニョ、FWにネイマール、ヴィニシウス・ジュニオールと主力メンバーが揃って招集されており、サムライブルーはこの本気のブラジル代表と対戦することができる。

特にFW陣は強力だ。チームのエースであるネイマールやヴィニシウスだけでなく、ロドリゴ、ガブリエウ・ジェズス、ガブリエウ・マルティネッリ、ハフィーニャ、リシャルリソン、マテウス・クーニャと隙がないメンバーだ。

注目はサイドの攻防だろう。ブラジル代表は[4-2-3-1]のシステムを採用しており、現状の所属クラブでのパフォーマンスでいえば左にヴィニシウス、右にロドリゴが堅い。リーズのハフィーニャも面白いが、同じチームでやっている分、チッチ監督がこの若手コンビを採用する可能性は高いと考えられる。

日本代表はこの2人に酒井宏樹、長友佑都のベテランを当てることになるのだが、残念ながら酒井は怪我でこの代表戦に間に合わない可能性が高い。となれば2番手の山根視来となるが、守備面での不安はぬぐえない。

その酒井の代役としてAZの菅原由勢が招集されるという話が出てきた。21歳と若い選手だが、オランダでは攻守両面で評価されており、ヴィニシウスにぶつけるのも面白い。冨安健洋を右サイドバックとして起用するのも一つの手だ。アーセナルではそのポジションで評価されており、特に守備面ではマンチェスター・シティのラヒーム・スターリングさえ封じることができる。

左の長友は所属クラブのFC東京では右サイド起用だが、代表ではもっぱら左だ。守備面での働きはさすがベテランであり、対人性能の高さは日本トップクラスである。久しく世界最高峰のアタッカーとは対峙していないため不安要素がゼロというわけではないが、ここはベテランの意地を見せてもらいたい。

得点を取らなければ試合には勝てないが、格上が相手となれば守備は非常に重要である。冨安、菅原、板倉滉をはじめ日本には海外の最前線で戦っている選手がいる。経験値のある長友、吉田もおり、本気のブラジルにどこまで対抗できるのか非常に楽しみだ。