20日、キリンチャレンジカップ2022、キリンカップサッカー2022に臨む日本代表メンバー28名が発表された。
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3月のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を終えてからおよそ2カ月が経つ中で、本大会に向けた貴重な4試合を6月に行うこととなる。
キリンチャレンジカップでは、パラグアイ代表とブラジル代表と対戦。また、キリンカップサッカーでは、ガーナ代表と対戦し、チリ代表かチュニジア代表ともう1試合を戦うこととなる。
今回のメンバーには、先日のヨーロッパリーグ(EL)決勝で見事に優勝を果たしたMF鎌田大地(フラクフルト)やKNVBベーカー(国内カップ戦)を優勝したMF堂安律(PSV)が久々の招集となったが、森保一監督がその理由について言及した。
「大きな変化が彼らにあったかどうかは分かりませんが、彼らは所属チームで自分の存在を常に見せ続けていたと。良いプレーをしていたというのを見ています」
「大きく変わったところは今度会うことを楽しみにしていますが、2人ともタイトルを獲ったということ。そのタイトルを獲った自信というのは、彼らの力に上乗せされると思うので、雰囲気が変わっていたり、さらに貪欲に向上心を見せてくれることを期待しています」
鎌田は今季の公式戦で46試合に出場し9ゴール4アシスト、堂安は39試合で11ゴール3アシストと、共に数字という点でも結果を残していた。
現在採用している[4-3-3]ではなかなかポジションがないということもあったと考えられるが、インサイドハーフについては「形は1つだけではなく、チームコンセプトの中システムを変えて、選手の良さを発揮してもらうことも考えたいと思います」とし、[4-3-3]以外で起用する可能性を示唆した。
なお、堂安については一部で確執が噂されたものの、森保監督は「事実ではありません」と完全に否定。「色々な選手を招集して欲しいという基準をみなさん持っていると思われますが、選手を呼べる枠は決まっているので、全ての選手を呼ぶことは保証できません。良い選手がたくさんいるので、コンディションや戦い方で選手の選出は変わってきます」と語り、様々な理由で呼べないこともあると語った。
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