サッカー日本代表はFIFAワールドカップ・カタール大会でドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と対戦することが決定。グループリーグ敗退が予想される中、欧州から日本代表による番狂わせの可能性を警戒する声が上がっている。

 日本代表はアジア最終予選・グループBを2位で終えて、カタールW杯出場権を獲得。今年6月にブラジル代表やチュニジア代表などと対戦したほか、先月にはドイツ国内でキリンチャレンジカップ2022を開催。アメリカ代表相手に2-0と勝利したほか、エクアドル戦では前半から防戦一方の展開となる中でも0-0で終えていた。

 そんな中、フランスメディア『トップメルカート』はカタールW杯グループEの行方を展望。日本代表について「ドイツ代表やスペイン代表が(勝ち点を)取りこぼすようなことがあれば、日本代表は簡単にサプライズを起こすだろう。日本代表を軽視することはできない」と綴っている。

 また日本代表で特に警戒すべき選手には、アイントラハト・フランクフルト所属MF鎌田大地(26)、ASモナコ所属FW南野拓実(27)、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC所属MF三笘薫(25)、アーセナル所属DF冨安健洋(23)、ボルシア・メンヒェングラートバッハ所属DF板倉滉(25)、SCフライブルク所属MF堂安律(24)、スタッド・ランス所属FW伊東純也(29)の名前を挙げている。

 一方でドイツ代表については「今大会で最も経験豊富な代表チームのひとつ」と評価した上で「ティモ・ヴェルナーというやや期待外れの選手もいるが、十分に強力なチームであることは明らかだ。 大舞台での豊富な経験や実績をもとに、このグループで首位に立つだろう」と予想している。

 そしてスペイン代表については「(若手選手を多く抱えることによる)将来性とテクニックのクオリティの高さにより、スペイン代表は1年以上にわたり対戦相手を圧倒してきた」と評価しつつも「唯一の欠点は、フィニッシュの効率の悪さで失敗する傾向にあることだ」と改善点も指摘している。