代表デビューはスウォンジー時代の2017年

今季ローマでエース級の活躍を見せたタミー・エイブラハム。イングランド代表でも同様のパフォーマンスを見せることができるだろうか。

昨夏にチェルシーからローマへとやってきたエイブラハムは、移籍初年度からリーグ戦17ゴールを挙げる活躍を見せ、セリエA得点ランキングは4位でフィニッシュ。リーグ戦は6位に終わったものの、ヨーロッパカンファレンスリーグ制覇にも貢献し、ローマに14年ぶりとなるタイトルをもたらした。

エイブラハムは6月のUEFAネーションズリーグに向けたイングランド代表メンバーにも名を連ねており、活躍が期待される。英『Daily Mail』によれば、代表指揮官のガレス・サウスゲイト監督はエイブラハムをイングランドのエース、ハリー・ケインとのポジション争いに挑ませるつもりのようだ。

同メディアによれば、サウスゲイト監督はハリー・ケインのポジションに挑む選手や代役をこなせる選手がいないことを嘆いており、「今こそステップアップしてハリー・ケインに挑戦する時だ」とエイブラハムに期待を寄せている。

6月の対戦相手はハンガリー、イタリア、ドイツと強敵揃いだが、イタリア代表はエイブラハムにとって対戦経験のある選手が多いはず。今季イタリアで多くのゴールを決めてきたことを考えると、出場さえできればかなりのチャンスかもしれない。

もしエイブラハムが今回の代表戦でケインを脅かす活躍を見せることができれば、イングランド代表の選手層が厚みを増し、カタールW杯に向けてプラスとなることは間違いない。今夏の移籍市場にも影響を及ぼすはずで、大金を払ってでもエイブラハムを獲得したいというクラブが現れるだろう。