鹿島アントラーズの日本代表FW上田綺世が1日のオンライン会見で、代表ウィークに向けた意気込みを語った。
6月のインターナショナルウィークではキリンカップをはじめ、計4試合を予定する日本代表。11月のカタール・ワールドカップ(W杯)行きを決め、ここからの約半年間はサバイバルのフェーズとなる中、選手たちにとってはアピールの場となる。
上田は法政大学在学中だったコパ・アメリカ2019にて初のA代表に選出。同大会では決定機逸が目立ち、世界の壁を痛感することとなったが、鹿島へと入団して以降は着実な成長を見せ、日本代表でも徐々に存在感を高めている。
今季は明治安田J1リーグ第16節を終えて10ゴールを記録し、得点ランク首位。好調のまま迎える代表ウィークに向けては「Jリーグも連戦で、代表でも連戦なので良い準備をしたいです。自分の特徴を出せたらいいなと思ってますし、色々挑戦していきたい」と、意欲を見せた。
また、代表における不動の1トップだったヴィッセル神戸FWの大迫勇也が選考外になったことについては「僕は関係ないと思っていて、求められることは同じだと思います」と意に介さず。「あくまで自分が良いパフォーマンスができないと、サバイバルであろうが、なかろうが、関係なく評価されないと思っているので、自分の出せるものを出し切りたいなと思います」と集中している様子だ。
6日にはブラジル代表とも対戦するなか、「やっぱり(ボールを)持たれれば、持たれるほど、クロスとか背後への動き出しの機会っていうのは、そんなになくなってしまうのではないかと思っているので、どちらかといえば起点になったりとか、ポストプレーといったところが求められる」と強豪国相手の戦い方についてを言及。その一方で、「やっぱりそれをうまく利用しながらも一発を狙えたらなと思います」と、ゴールに向けた姿勢も示した。