日本代表FW上田綺世(鹿島アントラーズ)が9日、オンラインでのメディア取材に応じた。

今回の活動でここまでパラグアイ代表とブラジル代表の南米勢と対戦した日本代表。パラグアイには4-1の快勝を収めたものの、ブラジル相手には防戦一方に。最少失点に抑えはしたものの、世界との差を痛感させられる一戦となった。

上田はここまで出番はまだ回ってきていないが「代表なので勝つために必要だと思う選手が出るのは当たり前だし、そこに至らなかったのかなと」と、状況を冷静に分析。10日に控えるキリンカップ準決勝のガーナ代表戦に向けては「チャンスを貰えた場合には100%出し切りたいと思っているので、まずは良い準備をすることが大切」であると、ピッチへ向かう覚悟を示した。

また、練習では三笘薫や堂安律とコンビを組んでプレーしていた上田。この2人については「お互い特徴も違いますし、薫君も律君もやりたいプレーが違うので、合わせるところは合わせてお互いの特徴を引き出し合えたら良いんじゃないかなと思います」とした上で、競争率の高い攻撃陣において他の選手にない自身の強みを生かしてチームに貢献したいと意気込みを示した。

「僕は自分で万能だと思ってないので、いろんなところを意識して補いながらやらなきゃいけないなと思っているのと、FWの陣容を見ても、それぞれ特徴は違ってもスピードのある選手が多い中で、タッパのある選手が少ないので、そこを僕が武器として見せれたらなと思います」