サッカー日本代表は6日、キリンチャレンジカップ2022でFIFAワールドカップ・カタール大会優勝候補のブラジル代表と対戦。0-1で敗れているが、森保一監督の采配に対して日本代表OBでタレントの前園真聖氏(48)が苦言を呈した。
日本代表はFIFAワールドカップ・カタール大会優勝候補であるブラジル代表相手に、前半から主導権を握られると、77分にFWネイマール(30)のPKから失点。攻撃陣では途中出場のMF三笘薫(24)などが不発。シュート数5本、枠内シュートゼロという結果に終わっている。
前園真聖氏は9日、TOKYO MXの情報番組「バラいろダンディ」に出演。ブラジル代表相手に善戦したという評価が上がる中、「ある程度攻められるのは想定内。その中で人数をかけて守備をすれば1点に抑えられるのはわかった。だけど、それじゃ勝てない」と森保一監督の采配における改善点を指摘。枠内シュートがゼロだったことについて「ブラジルは日本を怖くなかったと思う」と問題視している。
一方、韓国代表は今月2日のブラジル戦でゴールこそ奪ったが、1-5で敗れている。その韓国代表の試合内容との比較を求められると「韓国はある程度攻めたと思う。日本も点取られてもいいからもっとリスクを負って攻めて、自分たちがどれだけやれるかなというのを僕はこの段階で出してほしかった。リスクを負ってもう少しやらなきゃ、この試合の意味はなかった」とコメント。W杯本大会を見据えた上でのテストマッチという観点で、日本代表の試合内容に厳しい評価を下している。
森保一監督の采配に対しては、交代カードの切るタイミングでブラジル代表のチッチ監督との差があったという声も一部ファンから上がっている。善戦評価がある一方、W杯本大会にむけてブラジル戦で試すべきことは他にもあったという意見も沸き起こっている。