現地時間6月13日にカタールで開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)の大陸間プレーオフで、オーストラリアとペルーがカタールで対戦。前者はアジア最終予選でサウジアラビアと日本の後塵を拝し、グループBの3位となった後、A組3位のUEAとのプレーオフを2-1で制して、後者は南米予選5位で、この大一番に駒を進めてきた。
立ち上がりから五分五分の展開が続くなか、16分にオーストラリアのアーバインがCKからヘディングシュートを放つが、枠を捉えられない。アーバインは40分にもボイルからのクロスにヘッドで合わせるも、上手くミートできず、枠の左に流れる。
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0-0で折り返し、後半に入っても互いに決定機を作れず、時間だけが経過していく。81分にはオーストラリアがゴール前でFKを獲得し、フルスティッチが左足で直接狙うが、GKに難なくキャッチされる。
90分通してスコアレスのままで、延長戦に突入すると、107分にペルーにビッグチャンスが到来。左サイドからの絶妙なクロスに、フローレスがタイミングよくヘッドで合わせるも、右ポストに嫌われる。
結局120分でも決着はつかず、ついにPK戦に。5人目までに先攻のオーストラリアは1人目のボイル、後攻のペルーは3人目のアドビンクラが失敗。サドンデスとなると、最後はペルーの6人目のバレラが、PK要員として直前に入っていた相手守護神レッドメインにストップされ、勝負が決まった。
“敗者復活”を果たしたオーストラリアは、5大会連続6回目のW杯出場で、今冬のカタール大会ではフランス、デンマーク、チュニジアがいるグループDに入ることとなった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部