フランス代表のディディエ・デシャン監督が敗戦の弁を述べている。

UEFAネーションズリーグ(UNL)の前回王者ながら、今回の代表ウィークから始まった2022-23リーグA・グループ1の戦いではここまで2分け1敗と苦戦するフランス。13日の第4節ではサンドニにクロアチア代表を迎え撃った。

クロアチアも1勝1分け1敗とスッキリしない戦いが続くが、フランスは開始5分にCKの流れからPKのチャンスを許すと、これをMFルカ・モドリッチに決められ、失点。攻撃陣も最後の精度を欠いて、0-1の完封負けを喫した。

4戦未勝利のフランスは引き続きグループ最下位。あと2試合を残しているが、首位のみが次のラウンドに進めるレギュレーション上、首位のデンマークが勝ち点を「9」に伸ばしたため、グループ敗退が決まってしまった。

欧州サッカー連盟の公式サイト『UEFA.com』によると、試合後のデシャン監督は「我々よりもダイナミズムで、非常に優れたクロアチアとの試合だった。我々が世界王者だからって、勝てるわけじゃない」と振り返った。

また、「6月は非常に難しい時期だった」とこの代表ウィークでの活動を総括。「エネルギーやパワーが足りなかったんだ。ツキもなかったが、何よりもフレッシュさに欠けた」と選手たちに溜まる疲労を理由に挙げている。