オーストラリア代表GKアンドリュー・レッドメインの功績はPKストップだけではなかったようだ。オーストラリア『FOXスポーツ』が伝えている。
【動画】レッドメインがメモ付きボトルを投げ捨てる決定的瞬間
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でグループBの3位に終わったオーストラリアは、UAE代表とのアジア予選プレーオフを制して大陸間プレーオフに進出。13日に南米予選5位のペルー代表と対戦した。
W杯の切符を懸けた試合は延長戦でも決着がつかず、PK戦へと突入。オーストラリアは守護神マシュー・ライアンに代えて代表戦出場3戦目のレッドメインを投入した。
ゴールマウスに立ったレッドメインは、ゴールライン上で体を大きく動かしダンスを踊るように上下左右にステップ。相手を惑わすと、これが功を奏したのか3人目のキッカーを務めたルイス・アドビンクラのキックはポストに当たって失敗。さらに6人目のアレックス・バレラのキックをストップし、オーストラリアは5-4でPK戦に勝利。5大会連続6度目のW杯出場を決めた。
W杯に導いたヒーローとして称賛を浴びたレッドメインだったが、PK戦の最中に別のプレーでもチームをアシストしていた。
オーストラリアの3人目クレイグ・グッドウィンのキックのタイミングで、レッドメインはゴール横のボトルを拾うと、それを広告看板の裏に投げ捨て。『FOXスポーツ』によると、そのボトルにはオーストラリアの選手たちのPKの特徴が記されたメモが貼ってあったという。
それが功を奏したのか、オーストラリアの2人目まではキックの方向を当てていたペルーのGKペドロ・ガジェセ、3人目以降はすべてキックとは逆の方向に飛んでおり、オーストラリアの勝利に繋がっている。
【動画】PKキッカーを惑わすレッドメインの“幻惑ダンス”