ボルシアMGが日本代表DF板倉滉の獲得を狙っているようだ。15日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

 現在25歳の板倉は川崎フロンターレのユース出身。川崎フロンターレのトップチームやベガルタ仙台でのプレーを経て、2019年1月にヨーロッパ屈指の強豪であるマンチェスター・Cへ移籍。加入後すぐにフローニンヘン(オランダ)にレンタル移籍し、評価を高めた。2021-22シーズンは買い取りオプションが付いた1年間の期限付き移籍でシャルケに加入。ブンデスリーガ2部で31試合に出場し4ゴールを記録。クラブの1部昇格に大きく貢献した。

 先日、シャルケが予算の都合上、600万ユーロ(約8億5000万円)とされる買い取りオプションの行使断念を発表し、6月末でシャルケを退団することが決まっていた板倉。日本人4選手が所属するセルティックや、日本人2選手が所属するフランクフルトなどからの関心も報じられ、今後の去就に注目が集まっていた。

 同紙によると、板倉に対しては2021-22シーズンをチャンピオンシップ(イングランド2部)で戦い、共にプレミアリーグ昇格を決めたボーンマスとフルアムが獲得に興味を示しているとのこと。しかし『スカイスポーツ』のライアル・トーマス記者によると、この2クラブよりも先にボルシアMG(ドイツ)が板倉の獲得に動き出しており、争奪戦を優位に進めているとされている。ボルシアMGはすでにオファーを検討しており、近日中に板倉の保有元であるマンチェスター・Cとの話し合いに動く可能性もあるようだ。

 6月に行われた日本代表の4連戦では、途中出場を含め全4試合に出場し、日本代表の主力にも定着しつつある板倉。2022FIFAワールドカップカタールを11月に控える中、板倉はどのクラブでプレーすることになるのだろうか。