大韓サッカー協会(KFA)は21日、2023年に予定されているAFCアジアカップの開催地に立候補することを正式に表明した。
もともと2023年のアジアカップは中国で開催される予定だった。だが、同国は新型コロナウイルスの影響により各地で厳しいロックダウン政策などを続けており、本大会まで約1年となった今年5月に開催権を返上。アジアサッカー連盟(AFC)は代替開催地を募っていた。
そこで63年ぶりのアジアカップ開催と優勝を目指す韓国が立候補の意思を固めた。そして、KFAはプレスリリースの中で日本やオーストラリア、UAE、カタールも2023年のアジアカップ開催を検討していると明かしていた。
実際にそうした動きはあるのだろうか。
23日の理事会後に記者会見を行った日本サッカー協会(JFA)の須原清貴専務理事はアジアカップの代替開催を検討していることを認めつつ、「現時点では具体的なことをお話しすることはできません」と述べるにとどめた。
AFCはアジアカップ代替開催地への立候補期限を6月30日と定めており、須原専務理事も「AFCから回答を期待されているタイミングがそこということになります」と認める。だが、やはり「まだ現時点で決まっているものは何もありません」と詳細への言及を控えた。
果たしてJFAは2023年のアジアカップ代替開催へ本格的に動くことになるだろうか。今後の動きが注目される。
(取材・文:舩木渉)