モナコを率いるフィリップ・クレメント監督が、日本代表FW南野拓実の獲得を認めた。フランスメディア『RMC』が報じている。

 25日に行われたサークル・ブルッヘとの親善試合に1-0で勝利したモナコ。試合後にクレメント監督は「私はすごく幸せだ。長い間、彼のことは知っていたんだ。私たちのリストの極めて上位にいた。ここにいる誰もが、彼がチームに何かをもたらしてくれる資質を持っていると確信している」とコメントし、加入を認めた形となった。

 同メディアは南野の移籍については原則的に合意に達しているものの、現在休暇中であり、日程が未定となっているメディカルチェックを通過しないといけないことも付け加えている。

 南野のモナコ移籍については、すでにイギリス各メディアなどでも決定的と報じられており、移籍金1500万ユーロ(約22億円)に最大300万ユーロ(約4億円)のボーナスがつくと見られている。

 モナコは2021-22シーズンのリーグアンを勝ち点「69」の3位で終えており、来シーズンのチャンピオンズリーグ予選3回戦からの出場権を獲得している。

 現在27歳の南野は、2020年1月にザルツブルク(オーストリア)からリヴァプールに加入。途中サウサンプトンへのレンタル移籍を経験しながらリヴァプールで公式戦55試合に出場し、14ゴール3アシストを記録している。限られた出場機会の中、2021-22シーズンのFAカップとカラバオカップではチーム内得点王に輝く活躍を見せた。