レアル・ソシエダ加入が発表された日本代表MF久保建英が、加入の決め手や新シーズンにかける思いを語った。19日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。
現在21歳の久保は2019年7月に欧州屈指の強豪レアル・マドリードに加入。しかし各国のタレントを揃える同クラブではチャンスを得ることができず、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェへのレンタル移籍を繰り返していた。去就に注目が集まる中、19日にレアル・ソシエダへの加入が発表され、2022-23シーズンからは同クラブの一員としてプレーすることが決定した。
加入に際し、会見に臨んだ久保はレアル・ソシエダの印象について、「とても若く、野心と意欲に満ち溢れたチームだと感じました。その一員になることができてとても嬉しく思っています」とコメント。加入の決め手については次のように明かした。
「まず、自分のサッカー選手としてのスタイルに一番適していると感じたこと。そして自分に対して興味を示してくれたことがあります。レアル・ソシエダは一番最初に興味を示してくれました。休暇から帰ってきた時にクラブが僕に興味を示していると伝えられました。でも実は僕はすでにそのことを知っていて、そのアイデアを気に入っていました。そして今、実際にここにいます」
2021-22シーズン、レアル・ソシエダはラ・リーガを6位で終え、22-23シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得している。久保は、「昨シーズン、2人の日本人(フランクフルト所属の鎌田大地と長谷部誠)がELを制覇するのを目にしました。このクラブにもELで優勝するチャンスがあるのなら、それを目指さない理由はないですよね」と、EL制覇への意欲を語った。また、起用法やスタメン争いについては次のようにコメントしている。
「普段プレーしているポジションは、このチームの中で最も競争が激しいポジションの一つだと思います。右サイドでプレーすることが多くなると思ってはいますが、監督の要求があれば、どこでもプレーします。まだ監督と話せていないのでどうなるかはわかりませんが、右サイドでの起用は多くなると思っています」
「世界中を見渡しても、競争がないチームはありません。競争を望まない選手を見たこともないです。競争をすることで、選手として成長することができると考えています」