KRCヘンク所属の日本代表FW伊東純也(29)は、リーグアン(フランス1部)スタッド・ランスへの移籍が確実となったようだ。29日、ベルギーメディア『sporza』が伝えている。

 伊東純也はKRCヘンクの主力選手として活躍すると、昨年10月にクラブと2024年6月まで契約延長していた。しかし、ベルギー紙『Het Nieuwsblad』は今月26日に「スタッド・ランスは伊東純也を獲得するために、KRCヘンクとの交渉を開始した」と報道。移籍金1000万ユーロ(約13億9000万円)を用意したとみられていた。

 『sporza』は29日になって、「両クラブは基本合意に達した。伊東純也はすでに選手やスタッフに別れを告げている」と、同選手のスタッド・ランス移籍が決まったと伝えている。

 するとKRCヘンクは伊東純也の今夏退団を発表。同選手はクラブ公式サイトを通じて「この美しいクラブで素晴らしい期間を過ごせたことに感謝したいです。スタッフ、従業員、そしてもちろんサポーターにもですね。この美しいスタジアムでプレーできたことを光栄に思います。自分のチャントを聞くこともできました」

 「また、このような機会を与えてくれたクラブに感謝を伝えたいと思います。ここ数日、私たちは議論を交わしていました。その中で、クラブ側は私をここに留めておきたいのだろうと感じていました。しかし、私はこのステップを踏み出し、移籍することを決断しました」とコメントを残している。

 『sporza』の報道によると、伊東純也はすでにフランスに向かっているとのこと。今週末にもメディカルチェックを受けて、問題がなければスタッド・ランスと正式にサインを交わすとみられる。