スペイン2部レガネス所属のMF柴崎岳(30)は、FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバー入りに近づいているかもしれない。8日、レガネスの専門サイト『somoslega』が同選手の起用法について見解を示している。
柴崎岳は2018年のロシアW杯や2019年のAFCアジアカップでプレー。カタールW杯アジア最終予選では10試合中5試合に先発出場していたが、今年1月以降はMF田中碧(23)やMF守田英正(27)らの台頭もありベンチスタートとなる機会が多かった。
ただ今年6月のキリンチャレンジカップとキリンカップサッカー計4試合でもメンバー入り。ブラジル戦で後半途中からピッチに立ったほかガーナ戦で先発出場するなど、カタールW杯にむけてのテストマッチで出場機会を与えられている。
一方、昨季のスペイン2部では全42試合中28試合に先発出場。日本代表戦との重複により数試合でメンバー外となる中、レガネスの主力選手として機能していた。
そして先月からレガネスのプレシーズントレーニングに参加すると、今月3日にはアルコルコンとのダービーマッチで前半2分に先制ゴールをマーク。今月13日にスペイン2部開幕戦を控える中、好調ぶりをアピールしている。
そんな中、『somoslega』はレガネスの現有戦力に関する分析記事を掲載。柴崎岳について「彼はレガネスで最も出番の多い中盤の選手だ。ルベン・パルドや得点源のセイドゥバ・シセに支えられ、つねにレガネスのメトロノームとなっている」と評するなど、今季も中盤センターでレギュラーを張ると予想している。
なおレガネス幹部は先日、スペイン国内メディアのインタビューで「我々は今クラブにいる選手に満足している。だが、シーズン途中でワールドカップがあり、柴崎岳は間違いなく参加する。そのため1カ月くらい本来の戦いができないかもしれない」とコメント。同選手がW杯出場で離脱するケースを踏まえて、レガネス幹部は中盤センターで補強に動く可能性を検討していると、スペイン紙『アス』が伝えていた。