モロッコ・サッカー連盟は8月11日、同国代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が両者合意の上で退任することを発表した。「ビジョンの相違」を理由としている。

 かつて日本代表を率いて2018年のロシア・ワールドカップ出場に導いたハリルホジッチは、しかしその後の試合で結果を残せず。選手とのコミュニケーション不足も指摘され、開幕の約2か月前に更迭された。

 モロッコでも、ヌサイル・マズラウィ(バイエルン)、ハキム・ジイェフ(チェルシー)らと衝突し、代表から追放(後に前者とは和解)。それでも、カタールW杯への切符をもたらしたものの、スター選手を追い出したことでファンから非難され、解任を求める声があがっていた。

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 仏紙『L'Equipe』によれば、ジイェフを復帰させたいと連盟と、それを拒否する指揮官が対立し、最後まで折り合いがつかなかったようだ。

 ハリルホジッチは、2010年のW杯でも、コートジボワール代表の指揮官を開幕の約3か月前に解任されており、これで大会直前に職を離れるのは3度目となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部