プレミアリーグ第2節の1日目が13日、各地で開催された。

 今節最初の開催はアストン・ヴィラvsエヴァートン。現役時代にしのぎを削り合ったスティーブン・ジェラード監督率いるヴィラと、フランク・ランパード監督の指揮する“トフィーズ”の対戦は、FWダニー・イングスのゴールでヴィラが先制。86分にも途中出場のMFエミリアーノ・ブエンディアが追加点。エヴァートンの反撃をオウンゴールの1点に抑え、ヴィラがホームで今シーズン初勝利を掴んだ。一方でエヴァートンは連敗スタートとなっている。

 『エミレーツ・スタジアム』で行われたアーセナルvsレスターは、ホームのアーセナルが4-2で勝利。新加入のFWガブリエウ・ジェズスが2ゴール2アシストと、全4得点に絡む大活躍を見せた。なお、アーセナルの選手が1試合で4得点に関与したのは、現マルセイユのチリ代表FWアレクシス・サンチェスが2016年12月3日のウェストハム戦で達成した(アーセナルが5-1で勝利)時以来のことになる。また、この試合では日本代表DF冨安健洋が75分から途中出場。昨シーズンの第37節ニューカッスル戦以来、約3ヶ月ぶりのプレミアリーグ出場となった。

 開幕戦を制した者同士の対戦となったブライトンとニューカッスルの一戦はスコアレスドロー。この試合の74分から、日本代表MF三笘薫がプレミアリーグデビューを飾った。84分には、左サイドでボールを受け、鋭い切り返しからエリア内に侵入するという“らしさ”全開のプレーで、『アメックス・スタジアム』に集った観客を沸かせた。

 マンチェスター勢には明暗。マンチェスター・シティはボーンマスとのホーム開幕戦。19分に、MFイルカイ・ギュンドアンのゴールで先制すると、31分にはカウンターから最後はベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネが右足アウトサイドで美しく決める。37分にもMFフィル・フォーデンがゴールすると、後半に相手のオウンゴールでもう1点加え、昨シーズンの王者が開幕2連勝を飾っている。

 対照的に、マンチェスター・ユナイテッドは苦しい試合に。ブレントフォードとアウェーで対戦したものの、前半35分までに4失点するなど、まさかの守備崩壊。エリック・テン・ハフ監督は、マンUで101年ぶりとなる就任後のリーグ戦2連敗となった。また、暫定ながら同クラブがプレミアリーグで最下位に落ちるのは、同リーグが開幕したちょうど30年前となる1992年以来のこと。加えて、プレミアリーグの試合で開始から35分間で4失点を喫するのは、クラブ史上初の出来事に。そして、昨季から続くリーグ戦のアウェイゲームの連敗記録は「7」となり、こちらは1936年以来最悪の数字となっているようだ。

 第2節の結果と試合予定は以下の通り。※時間は全て日本時間

▼13日
20:30 アストン・ヴィラ 2-1 エヴァートン
23:00 アーセナル 4-2 レスター
23:00 ブライトン 0-0 ニューカッスル
23:00 マンチェスター・C 4-0 ボーンマス
23:00 サウサンプトン 2-2 リーズ
23:00 ウルヴァーハンプトン 0-0 フルアム

▼14日
1:30 ブレントフォード 4-0 マンチェスター・U

22:00 ノッティンガム・フォレストvsウェストハム

▼15日
0:30 チェルシーvsトッテナム

▼16日
4:00 リヴァプールvsクリスタル・パレス