リーグ・アン第2節が14日に行われ、日本代表MF伊東純也が所属するスタッド・ランスはクレルモンと対戦した。初戦を負傷欠場していた伊東はベンチからデビューを待つことになった。

 スタッド・ランスは21分、フォラリン・バログンが相手DFフローラン・オジエに倒されてPKを獲得。カモリ・ドゥンビアがキッカーを務めると、相手GKの逆を突いてゴール左隅に突き刺した。

 さらにスタッド・ランスは28分、ドゥンビアのシュートが相手DFヨアン・マニンの手に当たってPKを獲得。今度はバログンがキッカーを務めると、ゴール左下を狙ったシュートは相手GKにコースを読まれたものの、ボールの勢いが勝ってゴールに吸い込まれた。なお、アーセナルからの期限付き移籍でスタッド・ランスに加入しているバログンは、開幕節でもゴールを記録していた。同クラブの選手がリーグ・アンでデビューから2試合連続でゴールを記録するのは、1978年のジャッキー・ペリニョン以来、44年ぶりの快挙となる。

 2点リードで折り返したスタッド・ランスだが、後半開始早々に退場者を出してしまう。DFエマニュエル・アグバドゥがロングボールに抜け出そうとしたコムネン・アンドリッチとの入れ替わりを阻止し、DOGSO(決定的な得点機会の阻止)で一発退場となった。

 すると50分、ミッチェル・ファン・ベルヘンのハンドを取られ、スタッド・ランスがクレルモンにPK献上。これをアンドリッチに決められ、1点差になる。

 62分、クレルモンが試合を振り出しに戻す。敵陣中央でフリーキックを獲得し、ペナルティエリア左に浮き球が送られる。オジエが頭で折り返すと、ゴール前のアンドリッチがヘディングで押し込んだ。

 さらに72分、クレルモンが逆転に成功する。左サイドの深い位置でフリーキックを獲得し、キッカーのジョアン・ガスチェンはペナルティエリア手前へのショートパスを選択。受けたムハンメド・チャム・サラツェヴィッチは左足でコントロールショットを放ち、ゴール右下隅に沈めた。

 2点差をひっくり返されたスタッド・ランスは、75分に伊東を投入。しかし77分、カウンターからクレルモンにリードを広げられてしまう。

 伊東に見せ場が訪れないまま試合は終了し、スタッド・ランスは連敗スタートとなった。次節は21日に行われ、スタッド・ランスはGK川島永嗣が所属するストラスブールと敵地で対戦する。

【スコア】
スタッド・ランス 2-4 クレルモン

【得点者】
1-0 23分 カモリ・ドゥンビア(スタッド・ランス)
2-0 30分 フォラリン・バログン(スタッド・ランス)
2-1 52分 コムネン・アンドリッチ(クレルモン)
2-2 62分 コムネン・アンドリッチ(クレルモン)
2-3 72分 ムハンメド・チャム・サラツェヴィッチ(クレルモン)
2-4 77分 ジェレミー・ベラ(スタッド・ランス)