8月16日、ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハは、所属するサッカー日本代表・板倉滉が試合中に見せた粘り強い守備対応の動画を見せた。1000いいね以上のいいねがつき、話題となっている。

 それは、8月13日に行われたブンデスリーガ第2節シャルケ戦で見せたものだ。4-2-3-1の右CBでフル出場した板倉が、ドイツ人FWマリウス・ビュルターとマッチアップ。縦に突破してシュートに持ち込もうとするのを阻もうとする様子が収められている。

 驚くべきはその粘り強さ。まずは、ビュルターがボールを保持して縦に行こうとする場面で追いつく。ビュルターはそこから中に切れ込んで右足でシュートを打つと見せかけるが、それにも日本代表は対応。ドイツ人FWは縦に行って左足でシュートを放つが、そこに足を伸ばしたのが板倉。何度もボールを持ち換えてゴールを狙うストライカーの動きを完璧に封じたのだ。

 この動画に対し、ドイツ語で「素晴らしい」「契約延長という言葉は?」など、現地ファンも絶賛。もちろん、日本語でも、「2度追いどころか、3度追い かなりの気力がないとできないよ。凄まじいな」「まじで試合通してすごかった」「W杯は板倉冨安でいいと思うの 何かあった時に吉田が出てくるのとか心強いと思うの」などと賞賛する声が多く見られた。 

■地元メディアが最高評価を与えてベストイレブンに選出!

 キッカーはこの試合の板倉に対し、最強評価となる「1」を与え、ブンデス第2節のベストイレブンに選出した。このプレーだけでなく、90分間集中した守備を見せたからだ。

 なお、ボルシアMGからは他に選出された選手がいなかったものの、シャルケのFWビュルトラーも同じく最高評価「1」でベストイレブンに名を連ねている。板倉に封じられたが、この試合で同点弾となるPKを冷静に沈めるなど、存在感を発揮していた。

 この試合はシャルケとの初めての古巣対決であり、さらに、サッカー日本代表キャプテン・吉田麻也との日本人対決でもあった。

 旧チームメイトたちに、そして、日本代表のキャプテンに、その成長した姿を見せたのだった。