ボルシアMGのダニエル・ファルケ監督が、日本代表DF板倉滉について言及した。

【動画】パーフェクトな対応を見せた板倉滉のスーパーディフェンス

昨シーズンはシャルケに所属し、チームの2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)優勝に大きく貢献し、チームを昇格に導いていた。

しかし、シャルケはマンチェスター・シティから板倉を買い取ることができずに断念。その板倉を獲得したのがボルシアMGだった。

今季からチームを指揮するファルケ監督の下で信頼を勝ち取った板倉は、今季の公式戦3試合で全てフル出場。チームは負けておらず、ブンデスリーガ開幕戦となったホッフェンハイム戦では1アシストを記録していた。

第2節では古巣のシャルケといきなり対戦。試合は土壇場のPKで追いつかれて2-2のドローに終わったが、板倉は随所に良いパフォーマンスを見せていた。

初のドイツ1部挑戦でも一定のパフォーマンスを見せている板倉。ファルケ監督は会見で板倉について質問され、クオリティを評価しながらも、まだまだ改善の余地があるとした。

「コウは素晴らしい試合をしたと思うが、まだまだ改善の余地がある」

「また、『そこはもっと違うプレーをしなければいけない』という部分も、『改善の余地がある』という部分もある」

「だから、彼がCBとしてプレーした時、もっと上手く振る舞える状況やシーンがあったと思う」

シャルケではCBの他、ボランチでもプレー。ボルシアMGではまだCBとしてしかプレーしていないが、ファルケ監督は板倉の力を持ってすれば問題なくできると期待のコメント。ただ、まだ1部でのプレー経験が少なく、証明できているとは言えないとした。

「彼のポテンシャルなら、100%可能だろう。彼は素晴らしい選手だ。だからこそ、彼に多くの可能性を見出し契約した」

「ただ、私はまずは良いパフォーマンスができるかどうかを望むタイプの人間だ。彼はそれを証明したし、CBのポジションでそれを証明している」

「彼はブンデスリーガで素晴らしいプレーをすることができた。というのも、彼はブンデスリーガで1試合しかプレーしておらず、それはホッフェンハイム戦だ」

「かつてシャルケでCBと守備的ミッドフィルダーとしてプレーし、卓越していることを証明していた」

「ただ、それはブンデスリーガ2部のレベルであり、ボルシアMGはそれとは異なる」

「ブンデスリーガのレベルでプレーするということ。そして、これまで彼はその経験はなく、守備的MFとしての資質を証明することはできない」

「私は彼の潜在能力を信頼している。ただ、まだ証明されているわけではない」

才能を高く評価するが故に、ファルケ監督も板倉への期待の裏返しとしてさらなる成長を望むコメントを残していると思われるが、その期待に応え、ブンデスリーガ屈指の選手になれるのか。板倉のさらなる成長に期待が懸かる。

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