シント=トロイデンVV(STVV)は元日本代表FW岡崎慎司(36)の獲得がほぼ確実とみられる中、日本代表FW林大地(25)を負傷により1カ月以上欠くようだ。19日、ベルギー紙『Het Belang Van Limburg』が伝えている。

 東京五輪出場の経験を持つ林大地は、昨季途中から前線2トップの一角でレギュラーに定着。今季も開幕から2試合つづけてゴールをあげるなど、絶対的ストライカーとして周囲から期待を寄せられていた。

 しかし今月14日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第4節・アンデルレヒト戦で相手選手と接触した際に負傷。前半40分での途中交代を余儀なくされていた。

 『Het Belang Van Limburg』は試合翌日に「アンデルレヒト戦でハーフタイム前に足首を捻挫した林大地は、数週間の離脱が見込まれる。彼は左足首の靭帯を痛めており、現在松葉杖をついている。今週末にMRI検査を受ける予定だ」とリポート。

 すると19日になって「林大地は左足首を痛めたことにより、水曜日と木曜日に複数回検査を受けた。彼は6週間の離脱を余儀なくされる」と報道。靱帯断裂による長期離脱こそ回避したものの、リーグ戦数試合の欠場が確定したという。

 STVVは昨季チーム内得点王であるFW原大智(23)の退団もあり、今季ここまで4試合で2ゴールと決定力不足を露呈。FWファティ・カヤ(22)やFWジャンニ・ブルーノ(30)を獲得したが、林大地の負傷離脱により岡崎慎司の緊急獲得に踏み切るとみられる。