セルティックを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、28日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第5節のダンディー・ユナイテッド戦を振り返った。クラブ公式サイトが28日に同監督のコメントを伝えている。
昨季王者のセルティックは今季も開幕から好調をキープ。ポステコグルー監督が掲げる“超攻撃的サッカー”を体現し、第4節終了時点で12ゴールを挙げて4連勝を記録していた。迎えたダンディー・ユナイテッド戦でも攻撃陣が爆発。第2節から3試合連続ゴールを決めていた日本代表FW古橋亨梧が前半だけでハットトリックを達成すると、後半にはイスラエル代表FWリエル・アバダもハットトリックを達成。90分間で9ゴールを記録し、ダンディー・ユナイテッドを粉砕した。
ポステコグルー監督は「序盤から自分たちの力を発揮することが重要だった」と話し、敵地であろうと攻撃的なスタイルを貫いたことが大量得点につながったと主張。さらに、前半だけで4点のリードを奪っても、後半も力を抜くことなく攻撃的なスタイルを維持した選手たちを称賛している。
「選手たちが集中力を保ってくれたことこそ、私にとって本当に嬉しいことだ。このような状況で前半を終えると、後半は我々のゲームプランから離れたプレーをする選手が出てくる可能性もある。だが、選手たちは最後まで我々のスタイルを貫いた」
また、ハットトリックを達成した古橋とアバダにも言及。ポステコグルー監督は「私にとって本当に嬉しいのは、古橋とアバダが、攻撃的な選手たちに期待していることを一生懸命やってくれたことだ」と話し、自身が要求する働きをこなすことで、最終的には結果がついてくるというスタンスを曲げていない。「我々が攻撃的な選手たちに求めている仕事をしっかりと実行したことで、彼らはゴールやアシストといった結果を残すことができた」と続け、自身の要求に応えてハットトリックを達成した古橋とアバダを称賛した。
スコティッシュ・プレミアシップで開幕5連勝を達成したセルティックは、合計ゴール数を「21」として、勝ち点だけでなく得失点差でも圧倒的にリーグのトップに立っている。次節はミッドウィークのリーグカップを挟んで9月3日に行われ、ホームで2位レンジャーズとの“オールドファーム”に臨む。