日本代表のオフィシャルサプライヤーを務めるアディダスジャパンは8月29日、「サッカー日本代表2022ユニホーム」発表会を開催。スペシャルゲストとして久保建英(レアル・ソシエダ)が、スペインから中継を結ぶ形で登場し、MCを務めたジョン・カビラ氏とクロストークを展開した。
ソシエダのホームタウン、サン・セバスティアンは、美食の街として知られている。今夏にレアル・マドリーから完全移籍で加入した久保はまず、新天地への好感触を明かした。
「美食の街と言われているくらいなので、食事がスペインの中でもすごく美味しいです。気候も雨が多いと思われがちですが、今のところは雨も少なくてすごく過ごしやすいです」
本来はMFながら、ここまで2トップの一角として、開幕から3試合全てに先発出場。第1節のカディス戦(1-0)では見事に決勝点を叩き出すなど、スペイン挑戦4年目は幸先の良いスタートとなった。
「開幕戦で点を決めることができて、チームとしても個人としても上々の滑り出し。3試合で勝点6ということで、及第点かなとは思っています」
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カタール・ワールドカップ(W杯)開幕までは、残り3か月を切った。「今シーズンはより結果を追い求めていきたい。ゴール・アシストともに、この3年間を上回っていくのは大前提として置きつつ、ゴールとアシストを足して20点、20ゴールに絡めれば上出来」と目標を設定し、大舞台での活躍を誓う。
「(カタールW杯まで)残り少ないですし、代表活動も残り1回しかない。選ばれるつもりで、しっかり試合にも出るつもりで準備はしている。今、僕ができるのは、レアル・ソシエダでそれ相応の結果を出すことだと思うので、ただその1点にフォーカスしてやっていければなと思っています」
最後に「今まで、いち観客として見ている側だったので、選ばれたら今度はプレーする側として、今まで僕が日本代表の選手に魅了されてきたように、僕が魅了する側になっていければ」と、力強く語ると、カビラ氏からは「魅惑のプレーで、日本を、そして世界を驚かしてください」と熱い期待が寄せられた。
カタールW杯のグループステージでは、ドイツ、スペイン、コスタリカと強敵が揃うが、21歳の若武者は世界に衝撃を与えるプレーで、日本をいまだ未踏のベスト8へ導けるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部