プレミアリーグ第5節が8月31日に開催され、DF冨安健洋が所属するアーセナルとアストン・ヴィラが対戦した。冨安は開幕から5戦連続でベンチスタートとなり、65分から右サイドバックで出場した。
ここまでプレミアリーグで唯一の開幕全勝を達成しているアーセナル。今節は、中盤の底を務めるトーマス・パルティとモハメド・エルネニーが負傷で欠場となり、アルベルト・サンビ・ロコンガが今シーズン初先発を飾った。
アーセナルは10分、マルティン・ウーデゴールのセットプレーからガブリエル・ジェズスがシュートを放つも、古巣対戦のGKエミリアーノ・マルティネスがセーブ。続くCKでもガブリエル・マガリャンイスが好機を迎えるが、先制点とはならない。
その後も主導権を握るのはアーセナル。23分には左サイドを突破したガブリエル・マルティネッリのクロスにブカヨ・サカがフリーで合わせるも、決定機をモノにできない。それでも30分、アーセナルは再び左サイドを崩してグラニト・ジャカが高速クロスを入れると、GKが弾いたこぼれ球をG・ジェズスが左足で蹴り込み、アーセナルが先制に成功した。
後半もアーセナルが流れを握り続けつつ、試合を決定づける追加点を決めることができない。すると74分、アストン・ヴィラはCKをドウグラス・ルイスが蹴ると、ボールはそのままゴールへ。思わぬ形でアーセナルは同点に追いつかれる。それでも好調のアーセナルは直後の77分、前線に顔を出した冨安がサカへ繋ぐと、サカのクロスを待ち受けていたのはマルティネッリ。左足で難しいボールに合わせ、すぐさま勝ち越しゴールを奪った。
アーセナルは終盤にかけて守りを固めると、アストン・ヴィラに反撃の1点を許さず逃げ切りに成功。試合はこのまま2-1で終了し、アーセナルはプレミアリーグで唯一となる無傷の開幕5連勝を達成した。
次節、アーセナルは4日にアウェイでマンチェスター・Uと、アストン・ヴィラは3日にホームでマンチェスター・Cと対戦する。
【スコア】
アーセナル 2-1 アストン・ヴィラ
【得点者】
1-0 30分 ガブリエル・ジェズス(アーセナル)
1-1 74分 ドウグラス・ルイス(アストン・ヴィラ)
2-1 77分 ガブリエル・マルティネッリ(アーセナル)