フライブルクに所属する日本代表MF堂安律が決めた得点がヨーロッパリーグ(EL)の週間ベストゴールにノミネートされた。
■カットインからの2人抜きゴール
堂安は9月8日に行われたELのグループG開幕節カラバフ戦にスターティングメンバーとして出場した。
先手を取ったのは堂安擁するフライブルク。7分、獲得したPKをヴィンチェンツォ・グリフォがゴール左下に決めてリードを奪う。
それからわずか8分後に堂安が魅せた。右のタッチライン際でボールを持つと、縦に運んでから斜め方向に素早くコースを変えてカットイン。この動きで相手を置き去りにすると、ペナルティエリア内に侵入してから横方向にドリブルしてもう1人をかわしてシュートを放った。ボールは枠の左下へと吸い込まれて行き、追加点を奪っている。
フライブルクは前半のうちに1点返されたものの、以降は失点を許さず2-1で勝利。堂安のゴールが決勝点となり、大会初戦を白星でスタートさせた。
■TOP5ゴールにノミネート
この堂安の得点は、ELが発表した週間ベストゴールにノミネート。選りすぐりの5得点のうち3位に入った。
なお1位のゴールを決めたのはU-21デンマーク代表FWアルベルト・グレンベーク。浦和レッズに所属するキャスパー・ユンカーの古巣、FKボデグリムトでプレーしている選手だ。
グループA開幕節のPSV戦に先発出場したグレンベークはインパクト抜群のゴラッソを叩き込む。44分、左サイドでボールを受けてドリブルを開始すると、あまりスピードを上げることなくペナルティエリア左へ侵入。すると、相手DFの対応が追いつかないスピードで右足に持ち替え、それとほとんど同じタイミングでシュートを打った。DFにとって嫌なタイミングで放たれたボールは急速に落ちながらゴールへと向かい、右サイドネットを揺らしている。
他にも3つのスーパーゴールがノミネートされており、SNSでは「ハイレベルすぎて笑うわ」という声が挙がった。