元アビスパ福岡所属選手のMF邦本宜裕(24)は、プリメイラリーガ(ポルトガル1部)のカーサ・ピアACで活躍。ポルトガルのテレビ局『SPORT TV』の番組内で日本代表入りにむけての思いを語った。

 邦本宜裕は今年7月、飲酒運転によりKリーグ1(韓国1部)の全北現代を退団。7月28日にカーサ・ピアACへ加入すると、今季のプリメイラリーガで開幕から全試合で先発出場するなど右ウイングで定位置を確保。先月22日の第3節・ボアヴィスタ戦で移籍後初アシストをあげると、先月30日の第4節・ヴィトーリア・ギマランイス戦で前半7分に移籍後初ゴールをマーク。チームの勝利に大きく貢献している。

 そんな邦本宜裕は、『SPORT TV』のYouTube番組『A hora do Sol Nascente(日出づる処の時)』に出演。カーサ・ピアAC加入について「このチームに来れてとても嬉しく思っていますし、とても感謝するしかないですね」

 「僕のひとつの夢が、ポルトガル・ヨーロッパでプレーすることでした。悪い形でここに来ることになりましたけど、その夢が叶ったかなと思います」と、全北現代退団にも触れた上で喜びをあらわにしている。

 また今季チーム全体の目標を聞かれると「目標は高いかもしれませんが、リーグ優勝することですけど、去年2部から1部に上がったということなので、まずは1部に残るということを小さな目標としてやっていきたいなと思います」とコメント。

 「カーサ・ピアACで活躍して、日本代表に選ばれたいというのはひとつの夢ですね。でもまずはカーサ・ピアACで結果を残すことが大事だと思います」と、日本代表への思いも明かした。

 邦本宜裕は2015年、U18日本代表の一員としてSBSカップ 国際ユースサッカーに出場。2017年にはU20日本代表候補に選出されたが、A代表での招集歴はない。

 また同選手は2014年9月、素行不良により浦和レッズの下部組織を退団。2017年5月19日にはクラブ内の秩序を乱す行為があったとしてアビスパ福岡を契約解除により退団するなど、ピッチ外で問題を抱えている。