6月には板倉をテストも負傷
9月にドイツ遠征を行う日本代表のメンバーが発表された。MFには欧州で活躍するプレイヤーが数多く招集されたが、気になる点がアンカー問題だ。
[4-1-2-3]を基本フォーメーションとして戦う日本代表にとって「1」となる中盤のアンカーは柱となるポジション。現在はシュツットガルトでキャプテンを務める遠藤航が担っており、絶対的な地位を確立している。
ただ絶対的な地位を確立しているだけに彼の後釜となり得るプレイヤーが日本代表に不在であるのだ。日本代表の中盤の3枚には、遠藤のほかに田中碧や守田英正が先発となる。彼らも川崎フロンターレ時代にアンカーを経験しており、起用することが可能だが、インサイドハーフで起用したいところが本望だろう。柴崎岳はパサーとなるボランチのためアンカーでは起用しにくい。6月の代表戦でアンカーを務めた板倉滉もケガで離脱してしまい、現状アンカーで遠藤に続くプレイヤーは不在といえる。
そうなれば遠藤不在時は[4-2-3-1]のシステムに変更せざるを得ない。2列目が多い日本代表において2ボランチに変更して守田や田中、柴崎といったボランチのプレイヤーがコンビを組んで3列目から支えることになるだろう。今回の日本代表は2つのシステムを併用していくことになりそうだ。