日本代表の守田英正(スポルティング/ポルトガル)が20日、メディア対応を行なった。

 今夏サンタ・クララからスポルティングに加入した守田は今シーズンここまでリーグ戦全7試合に出場しているほか、自身初のチャンピオンズリーグ(CL)でも2試合に先発出場するなど、新天地でさっそく活躍を見せている。

 新天地のスポルティングでは「うまくいいスタートを切れた実感はあります」と手応えを口にした守田は「今、2ボランチで6番としての役割か8番としての役割かというところで、試合によって変わってきているので、それが学べている部分かなというのと、CLでポルトガル以外の国の強いチームとやるのは初めてなので、いい経験ができていると思います」と語った。

 一方で、「まだチームでやりたいこと、戦術の中に入ったばかりで、今は学ぶことの方が大きいし、自分を出すには早いと思っている。ここからもう一個、自分がしたいこと、周りに求めることが増えれば、もっとやりやすくなると思うし、まだそこに関しては100でできていないです」と改善点を挙げつつ、「戦術をここまで細かく教えてもらうことは、たぶん今回が初めて」と充実感も明かした。

「それによって自分の能力がうまく引き立ててくれるというのはもちろんありますし、そうではなくても、戦術が無いようなサンタ・クララでやっていたことが、自分から主体的に周りを動かしてやりたいことをやることがベースにあるので、今は役割がはっきりしている分、歯がゆかったりもするんですけど、それがいい循環でできていると思います」

 今回の日本代表の活動では23日にアメリカ代表と、27日にエクアドル代表との『キリンチャレンジカップ2022』が予定されている。11月に開幕を控えるFIFAワールドカップカタール2022に向けて、重要な2連戦を前に守田は「クラブで求められていることは得点に絡んでいくことだと思っていて、より攻撃的なポジションを取ってゴール前に侵入していくことは、昔から意識していたが、今一歩、より戦術的に落とし込まれているので、誰と組むかで違うが、より前に絡んでいく姿勢は見せたいと思います」と意気込みを語った。