現地時間の9月24日、サッカー日本代表がドイツ・デュッセルドルフ市内でエクアドル戦(9月27日)に向けて練習を行った。なお、権田修一と前田大然は参加しなかった。

 この日の練習には、フランクフルトに所属する長谷部誠も参加した。23日のアメリカ戦前日の公式練習から日本代表と行動を共にしていた元キャプテンは、3日間という期間限定合流のこの日が最終日。日本代表のエンブレムが刺繍されたベンチコートを着用し、チームを見守った。

 練習場には選手と同じバスで入り、長友佑都と会話をしながら姿を現した。そして練習前には田嶋幸三会長と談笑。いざ練習が始まると、真剣な面持ちで選手たちの動きを追っていた。練習の合間に、ピッチ上で森保一監督と並んで話し込む場面が見られたほか、酒井宏樹らと会話をするシーンもあった。ワールドカップ3大会連続でキャプテンマークを巻いただけに、その経験はさまざまな形でチームにもたらされたはずだ。一方で、ミニゲーム前にはスタッフと一緒にゴールを運ぶなど、献身的な姿も見られた。

 練習にフルで参加したあとは、居残り練習にも加わった。山根視来や三笘薫らのドリブル練習に近寄って話しかけた場面では、すっかり馴染んでいる様子が伝わってきた。

 カタールワールドカップを2か月後に控えるチームにあって、その存在感は抜群。日本代表に多くのことを授けてくれたはずだ。