イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督は厳しい批判を浴びているが、ラヒーム・スターリングからの信頼は非常に厚い。

 イングランドはサウスゲイト監督の下、ロシア・ワールドカップ(W杯)で4強入り。昨夏のEUROでは、最後はPK戦の末に惜しくもイタリアに敗れたものの決勝まで進み、俄然カタールW杯での優勝に期待が高まった。しかし、直近のUEFAネーションズリーグでは大不振に陥っており、現在5戦未勝利(2分3敗)だ。

 しかもその間、7失点を喫しているのに対し、わずか1点しか奪えておらず、その1点もPKで得たものだ。サウスゲイト監督の解任を求める声は、日増しに高まっている。

 英衛星放送『Sky Sports』によれば、現地時間9月26日にウェンブリーで行なわれるドイツ戦を前に、記者会見に出席したスターリングは、指揮官に向けられた批判について問われると、「我々は皆、それがサッカーを最高レベルでプレーするには伴うものだと知っている」と発言。チーム全員で、自分たちが置かれた状況に立ち向かっていく姿勢を見せた。

「僕らは常に勝利へのプレッシャーにさらされており、この小さな不調で決して慌てる必要はない。これから自分たちの力を発揮できる大きなチャンスがやってくる。彼が就任以来、準決勝と決勝に連れて行ってくれたことは、我々の進むべき方向を示している。今はまだあるべきレベルに達していないと分かっているが、それでもポジティブに捉えられると思う」
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 今夏にマンチェスター・シティからチェルシーに移籍した27歳はさらに、サウスゲイト監督のプレッシャーを軽減するために、選手たちに責任を持つよう呼び掛けた。

「監督に就任して以来、彼はいつも僕らを守ろうとしてきた。常にピッチでやるべきことをやれるように、僕らのために本当に落ち着いた環境を作ろうとしてくれているんだ。夏の後、僕たちは皆、自分自身を見つめ直さなければならなかった。あのようなパフォーマンスを誇りに思う者はいなかったし、ガレスが全ての責任を負う必要はない。

 僕らのチームには最高レベルでプレーしてきた選手たちがいるのだから、我々はその責任の一部を負い、これらのパフォーマンスのいくつかを正し、試合に勝つために取り組みを始める必要がある。そのためにここにいるんだ。ただ参加するためではなく、何かを勝ち取るためにいる。僕らは集団として話し、物事を正すのに適した状態にはあると思う」

 過去8年間で最悪の状態となっているサッカーの母国は、ここから立て直せるのか。カタールW杯の開幕までは2か月を切っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部