W杯への頼れる新戦力となるか

オーストラリア代表はワールドカップ・カタール大会でフランス、デンマーク相手にどこまで喰らいつけるだろうか。グループDにてフランス、デンマーク、チュニジアと同居するオーストラリアは、かなり難しい戦いになると予想される。

順当にいけば、グループDはフランスとデンマークが突破するだろう。しかし、オーストラリアもベスト16進出へ僅かな可能性に賭けていかなければならない。

今月の代表マッチウィークでオーストラリアがテストしたのは、現在オーストラリア国内のセントラル・コースト・マリナーズでプレイする27歳のFWジェイソン・カミングス(27)だ。

27歳のカミングスは2017年に4分間だけスコットランド代表の選手としてプレイしたことがある。昨年まではスコットランドのダンディーFCでプレイしていたのだが、今年1月からセントラル・コースト・マリナーズへ移籍。英『BBC』によれば母親がオーストラリア出身ということもあり、今回のA代表切り替えに繋がった。

そのカミングスはセントラル・コースト・マリナーズ加入後21試合で10ゴールと結果を出しており、実力的にもオーストラリア代表召集は妥当だろう。178cmのセンターフォワードは25日に行われたニュージーランド代表との親善試合でPKからデビュー弾をゲットしており、見事なスタートでオーストラリアの戦力となった。

フランス、デンマーク相手にゴールを奪うのは至難の業ではあるが、本番までに攻撃のピースを揃えなければならない。オーストラリアの試行錯誤は続いており、何とかアジア勢の意地を見せてほしいところだ。