レアル・マドリードに所属するフランス代表FWカリム・ベンゼマの復帰の道筋が見えたようだ。レアルとフランスにとっては朗報のワールドカップ前の戦列復帰となる。
■クラシコ出場へ
ベンゼマが代表ウィーク明けに復帰となるかもしれない。スペインメディア『アス』によれば、10月2日に行われるオサスナ戦はまだ微妙な状態ではあるが、数日以内には完全にトレーニングに合流できる見込みであるという。
ベンゼマは、9月6日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループF第1節、セルティック対レアル・マドリードの一戦でベンゼマはスタメン出場。しかし、前半30分に負傷交代となってしまった。
その後、全治約1ヶ月と診断され、アトレティコ・マドリードとのマドリード・ダービーを含むリーグ戦の2試合を欠場。CL第2節ライプツィヒ戦も欠場していた。UEFAネーションズリーグ(UNL)に臨むフランス代表も招集見送り。現在は代表ウィークでリーグ戦は中断中であるが、このオフ期間にベンゼマはしっかりと休養でき、回復しているようだ。
10月に9試合控えているレアルにとってはベンゼマの復帰は朗報だ。10月16日にはバルセロナとのエル・クラシコが組まれており、このままいけばこの大一番の出場も可能だろう。
■フランスにも朗報
さらに、現在苦戦中のフランス代表にとっても朗報といえる。フランスは9月22日に行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)リーグAグループ1第5節のオーストリア代表戦で初勝利を収めたものの、同月25日の第6節デンマーク代表戦で0−2の敗戦を喫し、わずか1勝で今季のUNLを終えた。
ワールドカップ本大会前に苦戦を強いられ、不安を残しているフランスにとってエースのベンゼマが復帰することは明るい情報だ。果たして、ベンゼマは完全復活を遂げて、カタールW杯出場を果たすことができるだろうか。