サッカー日本代表は27日、キリンチャレンジカップ2022でエクアドル代表と対戦。試合中、元日本代表選手で解説の福田正博氏がカタールW杯日本代表の選考について言及した。

 森保一監督は今回のドイツで行われるキリンチャレンジカップ2試合で30選手を招集。ただカタールW杯での登録メンバー数の上限が「26」であるだけに、21日の全体トレーニング開始時からアピール合戦が展開されている。

 また指揮官はエクアドル戦で、23日のアメリカ戦からスタメンを総入れ替え。ASモナコ所属MF南野拓実、SCフライブルク所属MF堂安律、FC東京所属DF長友佑都などが先発出場している。

 ただ今回のキリンチャレンジカップ2試合では、カタールW杯アジア最終予選で先発出場していたヴィッセル神戸所属FW大迫勇也がメンバー外に。VfLボーフム所属FW浅野拓磨やボルシア・メンヒェングラートバッハ所属DF板倉滉も負傷により招集されていない。

 そんな中、エクアドル戦のTV中継で解説を務めている福田正博氏は「今回は30人招集されていますけど、大迫勇也、板倉滉、浅野拓磨を含めた33人から26人を選ぶことになりますからね」とコメント。大迫勇也にもカタールW杯代表メンバー入りの可能性があるとの認識を示すとともに「森保さんは相当頭を悩ませていますよ」と語っている。

 大迫勇也は先月、コンディション不良によりJリーグ公式戦数試合を欠場。ただ今月18日の明治安田生命J1リーグ第30節・ガンバ大阪戦では終盤に2ゴールをあげて、チームの勝利に大きく貢献していた。

 なお日本代表はカタールW杯開幕直前の11月17日にはカナダ代表との強化試合を控えているほか、カタールW杯グループリーグでドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と対戦する。