9月27日、日本代表はキリンチャレンジカップ2022で、カタール・ワールドカップに出場が決まっているエクアドルと、デュッセルドルフ・アレーナで対戦。先日のアメリカ戦から先発11人を総入れ替えしたなか、好機もあったが、スコアレスドローで終えている。
この試合の様子を、スペイン紙『AS』は興味深く見守ったようだ。同日付で、「この試合は両チームともに苦渋に満ちていた。だが、日本の守護神シュミット・ダニエルだけはカタールW杯で対戦する我が軍に明確なメッセージを送った。すなわち、『日本に勝つのは簡単ではない』ということだ」と綴っている。
同紙は「スペインの相手は戦術的な組織力を見せ、ボールを失った後は、エクアドルの攻撃を全力で防いだ。日本は非常に堅実で、引き際の見極めも見事」とチームの出来を称賛。しかし、最も目を引いたのは、やはり守護神だったようだ。
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「ルイス・エンリケが率いるスペインは、日本国籍のGKのクオリティに注目すべきだ。彼はこの試合で驚くべきパフォーマンスを見せたのだ(ポストに助けられた場面もあったが)。試合を通じて光を放っていたが、最も優美な姿になったのは、PKを奪われたあとの場面だった。彼はFWエネル・バレンシアのPKを完璧に防いでみせ、エクアドルの勝利への目論見を完璧に打ち砕いた。そしてその後も試合が終わるまで、油断することはなかった」
普段はベルギー1部シント=トロイデンで正守護神としてプレーしているシュミット。今回のエクアドル戦で、W杯で対戦するスペインからの注目度は、間違いなく高まったと言えそうだ。
構成●サッカーダイジェスト編集部