セルティック所属のFW前田大然(24)はFIFAワールドカップ・カタール大会を2カ月後に控える中、キリンチャレンジカップ2022・アメリカ戦で負傷交代。戦線離脱の可能性が伝えられていたが、カタールW杯欠場を余儀なくされることはないようだ。29日、英誌『フォーフォーツー』が報じている。

 前田大然は今月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合で日本代表メンバー入り。ヴィッセル神戸所属FW大迫勇也(32)やVfLボーフム所属FW浅野拓磨(27)が不在の中、23日のアメリカ戦では前線1トップで先発出場。持ち味のスプリント能力により相手守備陣にプレッシャーをかけるなど、存在感を発揮したが、ハーフタイムで途中交代となっていた。

 また27日のエクアドル戦ではベンチ外に。英紙『デイリーレコード』は「彼はアメリカ戦で前半45分間プレーしたが、打撲を負った。今週なかばのトレーニングには姿がなかった」とし、戦線離脱の可能性を伝えていた。

 しかし『フォーフォーツー』の報道によると、同選手は29日の全体トレーニングに参加していたとのこと。来月1日のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第9節・マザーウェル戦でプレーする可能性があるという。

 なお前田大然は今季ここまでセルティックではウイングのポジションでレギュラーに定着。ただ日本代表では前線1トップで先発出場しただけに、イギリス国内で森保一監督の起用法に注目が集まっていた。