イスコ

 セビージャの元スペイン代表MFイスコは、ワールドカップを目前にしたスペイン代表についてコメントするとともに、自身のコンディションについても言及した。29日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 今夏、9シーズンに渡ってプレーしたレアル・マドリードを退団し、セビージャに加入したイスコ。新天地でレギュラーの座に定着した30歳のテクニシャンは、アンダルシアの地で徐々ではあるが自身の輝きを取り戻しつつある。

 2019年6月以来スペイン代表での出場がないイスコだが、4年前に行われたロシアW杯では、“ラ・ロハ”の主力として全4試合にフル出場。前回大会では早期敗退で悔しい思いを味わった30歳は、自身のいないスペイン代表がUEFAネーションズリーグでポルトガル代表を下し、土壇場で決勝ラウンド進出を決めたことを喜ぶとともに、自身の3年ぶりのスペイン代表復帰にも思いを馳せた。

「ファイナル4への進出はファンタスティックなことだね。僕もとても嬉しいよ。今は素晴らしいチームができている。僕もそこにいられたらいいけど、でもそれに執着しているわけでもないんだ」

「僕は自分の仕事をうまくやり遂げたいんだ。活躍する準備できていること、集中できていること、情熱があることを僕自身に、家族に、そしてセビージャのファンに見せて、クラブの力になりたいんだ」

 すでに中盤の選手層が豊富なスペイン代表への復帰を叶えるには、今後セビージャで自身の最高レベルのパフォーマンスを取り戻す必要があるイスコ。今週末にはアトレティコ・マドリードとの重要な一戦が控えるなか、自身の現在のコンディションに言及するとともに、今後の意気込みを語った。

「少しずつ良くなっているところだよ。まだ違和感は抱えたままだけどね。僕らは土曜日の試合に向けて、朝から晩まで努力をしているところだ」