ヤングスターを止めなければ勝利はない
ここ最近は続々とティーンエイジャーが出てきており、彼らの実力はとにかく恐ろしい。
U-19世代の市場価値を見てみると、1位はスペイン代表MFペドリとイングランド代表MFジュード・ベリンガムで9000万ユーロ、3位はドイツ代表MFジャマール・ムシアラ(8000万ユーロ)、4位はスペイン代表MFガビとドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(7000万ユーロ)、6位はスペイン代表FWアンス・ファティとなっており、スペインとドイツの選手が目立つ。
両チームはワールドカップで日本代表が対戦する相手であり、このうちスペインではペドリとガビ、ドイツではムシアラが主力として出てくる可能性が高い。スペインは状態次第でファティも出てくるだろう。日本は彼ら驚異の10代を抑えなければならないのだ。
スペイン『Tribuna』はペドリとムシアラではどちらが上かと問いかけているが、SNS上では様々な意見が出ている。
「バルセロナのファンとしては残念だが、ムシアラはガビとペドリより優れている」
「テクニックと柔軟性ではムシアラがペドリより上だが、ゲームコントロールではペドリが上」
意見は様々だろうが、ペドリとムシアラは今最も勢いに乗っているU-19プレイヤーと言っていい。ベリンガムも優秀だが、ムシアラとペドリはより得点へ直結するプレイができる。
ムシアラは得点力が上がり、ペドリはアンドレス・イニエスタのように中盤をエレガントに支配できる。この2人を抑えるのは至難の業となりそうだが、日本はどう抑え込むのか。
さらにU-19市場価値ランキング8位にはスペイン代表FWジェレミー・ピノ(4000万ユーロ)の名前も入っており、両国が抱えるヤングタレントは異常なレベルにある。現世界最高級のU-19プレイヤーたちとのマッチアップもカタール大会での見所の1つとなるだろう。