もはや“ポルトガル代表の顔”ではないのだろうか。

 米大手スポーツチャンネル『ESPN』は9月30日付けで、カタール・ワールドカップ(W杯)のポスターにクリスティアーノ・ロナウドの姿はないと報じた。ベンチスタートが続き、マンチェスター・ユナイテッドで地位が低下している現状を、如実に示すような出来事だ。

『ESPN』は関係者の証言を基に、「彼は大会期間中、ドーハで大きな存在感を示す32人のスターのうちの1人ではない」と伝えている。

「W杯主催者は、ドーハの中心街にある多くの高層ビルに、11月と12月にそれぞれの代表チームで活躍すると予想される選手たちの75フィート(約23メートル)の画像を飾る作業を行なっているところだ。しかし、117ゴールを挙げ、国際的な得点王となったロナウドは、その計画には加わっておらず、代表者は若手選手になると予想されている。

 一部の選手の肖像権については、代表者や各国協会との交渉がまだ続いているが、ネイマールはドーハの繁華街でブラジルの顔になる可能性が高い。パリ・サンジェルマンのFWは、ハリー・ケイン(イングランド)、ルイス・スアレス(ウルグアイ)、ルカ・モドリッチ(クロアチア)、サディオ・マネ(セネガル)、アルフォンソ・デイビス(カナダ)らに加わり、高層ビルのポスターで市のスカイラインを独占するイメージとなりそうだ」
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 さらに、C・ロナウドの永遠のライバル、リオネル・メッシも同じ危機にあるようだ。記事には「アルゼンチン代表の選手はまだ発表されていないので、ロナウドとメッシは、チームメイトやライバルを見上げなければならない珍しい立場になるかもしれない」と記されている。

 英紙『Daily Mail』もこの一報に敏感に反応しており、「もし、両巨頭の姿がなければ、10年以上に渡って世界のサッカー界を支配してきた、メッシとロナウドの時代の終焉を意味することになるかもしれない」と訴えた。

 スーパースター2人は、W杯本番では意地の活躍を見せ、大会の顔となれるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部