クロアチア代表の攻撃を牽引するFWイヴァン・ペリシッチが、13日に行われるFIFAワールドカップカタール2022の準決勝・アルゼンチン代表戦の前日会見に出席。現在のチーム状況や決勝進出をかけた大一番に向けた意気込みなどを語った。
2018年のロシア大会に続く4強について、ペリシッチは「とても嬉しい気持ちだけど、僕らは決勝進出を目指している。ベストを尽くすつもりだが、アルゼンチンも国のためにベストを尽くすはずだ」とコメント。2大会連続での決勝進出に向けては、「ロシア大会のイングランド戦と比べるのは難しいけど、本来の力を発揮できれば恐れることはない。ブラジル戦のようなプレーを見せることができれば問題はないはずだ」と自信を示した。
また、2試合連続の延長戦で疲労も気になるところだが、「ロシアではもっと疲れた状態でホテルに戻っていた。ここでは全ての距離が近いから準備はできているよ」と主張。移動距離の短さがチームの助けになっていることを明かした。
アルゼンチンのリオネル・メッシにとって最後のW杯となる可能性もある今大会だが、ペリシッチは「数日前にクリスティアーノ(・ロナウド)のポルトガルが敗退したのを見たよ。彼はW杯に5度出場して優勝できなかった。メッシも同じように優勝を目指してベストを尽くすだろうけど、勝ちたいのは僕らも同じだ。100パーセントの力で臨むつもりだよ」と述べ、引導を渡すべく打倒アルゼンチンを誓った。
さらに、今大会で際立っているアルゼンチン人サポーターの大声援についても触れ、「彼らのファンの多さや声援は非常に魅力的だと思うけど、人数が少ないだけで、それはクロアチアも同じ」と主張し、次のように続けた。
「各国が色々なものを背負っている。32の代表チームが出場して、4チームが残っている。さらに2チームが残り、最後に喜ぶのは1チームだけ。クロアチアとアルゼンチンには、その権利が残されている。試合は素晴らしい雰囲気になるだろう。最後には、クロアチア人が素晴らしい感情に包み込まれると信じているよ」。