ヨーロッパリーグ(EL)・グループE第3節が6日に行われ、レアル・ソシエダ(スペイン)とシェリフ(モルドバ)が対戦した。
ここまでマンチェスター・U(イングランド)、オモニア・ニコシア(キプロス)を下し、レアル・ソシエダはEL2連勝を飾った。ラ・リーガでもここまで2連勝を遂げ、直近の第7節ジローナ戦では久保建英がダメ押し点を挙げるなど、5-3で撃ち合いを制した。公式戦3連勝と波に乗るレアル・ソシエダが、敵地でのEL3戦目に臨む。
レアル・ソシエダはジローナ戦からスターティングメンバーを3名変更。両サイドバックにはアレックス・ソラ、ディエゴ・リコが入り、ここまでラ・リーガ全試合にフル出場してるマルティン・スビメンディに代わってアンデル・ゲバラが起用された。久保もスタメン出場を飾っている。
試合は序盤からレアル・ソシエダが多くのチャンスを作り出す。9分、右サイドでパスを受けたアレクサンダー・セルロートが自ら持ち運び、そのままフィニッシュへ。18分にはペナルティエリア手前からダビド・シルバがフリーキックを直接狙ったが、シュートはわずかにゴール右に外れた。
対するシェリフは19分、左サイドでボールを持ったラシード・アカンビが巧みな足技で2人のDFを置き去りに。そのままシュートを狙うも、これはGKアレックス・レミロの正面へ。
33分にはレアル・ソシエダにビッグチャンス。右サイドに流れた久保がシルバからのパスを引き出すと、縦突破から右足でクロスボールを送る。DFに当たってこぼれたところを、フリーになっていたブライス・メンデスが左足で狙ったが、シュートは枠を外れてしまった。前半はこのままスコアレスで終了し、ハーフタイムに突入する。
後半に入ると試合が動く。53分、ゴール前の細かいパスワークから、シルバがセルロートへスルーパスを供給。セルロートは時間を作ってマイナスへ落とすと、フリーになっていたシルバが左足を振り抜いた。強烈なシュートがニアサイドを射抜き、レアル・ソシエダが先手を取っている。
続く62分には右サイド高い位置を取ったソラが突破を試みると、ムサ・キャブがスライディングタックルで突破を阻止。このプレーでキャブは2枚目のイエローカードを受けて退場処分に。シェリフは残りの約30分間を1人少ない状況で戦うこととなった。さらに、ここで得たフリーキックでB・メンデスがクロスボールを送ると、ニアサイドに走り込んだアリツ・エルストンドが頭で沈め、レアル・ソシエダが貴重な追加点を挙げている。
試合はこのままタイムアップ。レアル・ソシエダがEL3連勝を遂げ、グループ首位の座をキープした。一方、シェリフは苦しい2連敗となっている。なお、久保はフル出場を果たした。
次節の“リターンマッチ”は13日に行われ、レアル・ソシエダがホームにシェリフを迎える。
【スコア】
シェリフ 0-2 レアル・ソシエダ
【得点者】
0-1 53分 ダビド・シルバ(レアル・ソシエダ)
0-2 62分 アリツ・エルストンド(レアル・ソシエダ)