【プレミアリーグ】リーズ0-1アーセナル(日本時間10月16日/エランド・ロード)

 予想外の事態に思わず"爆笑"してしまった。日本代表DFの冨安健洋が所属するアーセナルがリーズと対戦した試合は、審判の通信トラブルにより試合開始直後に中断。選手はピッチで待ち焦がれていたが、何分経っても再開されず、ついには一度、控室に戻れと命じされ、イングランド代表GKラムズデールはもはや笑うしかないといった面持ちだった。

【映像】まさかの中断に爆笑する選手も

 首位・アーセナルにとってこの中断はどんな意味を持つのだろうか?2019-2020シーズンのリヴァプールがそうであるように、過去のプレミアリーグにおいて、開幕から10試合で「9勝」を挙げたチームは全て優勝しているという。アーセナルは今季、開幕から8勝1敗。つまり、今日の試合で勝利を収めれば、2003-2004以来、19年ぶりのリーグ制覇へまっしぐらという試合。まさか"機材"に水を差されるとは。

 試合はキックオフ直後に、ストップ。主審を務めるクリス・カバナー氏の無線機が故障し、取り替えた機材もうまく機能しないという通信障害が発生してしまったようだ。

 選手たちは機材が復帰する間、ピッチで体を動かしながら待っていたが、なかなか始まらない。しかも、中継の時計がキックオフから10分を経過したあたりで、審判が「選手はドレッシングルーム(控室)へ!」といったジェスチャーで選手を促していた。

 選手たちはもはや苦笑するしかない。審判の近くにいたラムズデールは「マジかよ!ハハハ」と言った表情で、思わず爆笑。渋々、ピッチを後にしたのだった。

 ABEMAの解説・林陵平氏も「僕も解説していてこういう状況は初めて」と話したが、それは視聴者も同じこと。「ロスタイム45分www」「VARなしでやれば公平やん」「アナログで行こ」など、試合の再開を今か今かと待ち焦がれつつ、中断を楽しんでいた。

 なお、試合は37分以上の中断を終えて、「1分11秒」から再スタートした。
(ABEMA/プレミアリーグ)