[ラ・リーガ第9節]レアル・マドリー 3-1 バルセロナ/10月16日/サンティアゴ・ベルナベウ

「あぁ、マドリーはチームになっているな」

 宿敵バルサを3-1で撃破したクラシコで、そう感じたシーンがある。前半終了間際、右SBのダニエル・カルバハルが敵陣ゴールラインぎりぎりでクロスを上げようとするも、敵の左SBアレックス・バルデにカットされ、カウンターを受けそうになった。

 そこに猛ダッシュで戻ってきたのが、FWのカリム・ベンゼマだった。バルデに追いついて攻め上がりを食い止め、ピンチの芽を摘んだのだ。

 その少し前にはこんなシーンがあった。バルサ陣内で猛然とボールを追い回していたヴィニシウス・ジュニオールが、「連動してくださいよ」と言わんばかりにベンゼマに目で合図を送り、動きを止めていたエースがプレスに加わったのだ。
 
 12歳年下の後輩が見せた献身的なプレーに促され、今度は34歳の主砲が果敢なプレスバックでチームを助ける――。

 他にも、得点後にMFのルカ・モドリッチが、CBのエデル・ミリトンに向かって「もっとコンパクトにしなきゃだめだ」というジェスチャーをし、注文をつける場面もあった。

 お互いに要求をし合い、ベテラン・若手に関係なくチームのために汗をかく。欧州王者の強さが垣間見えた瞬間だった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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