ユヴェントスに所属するフランス代表MFポール・ポグバが、今月中旬に開幕するFIFAワールドカップカタール2022を欠場することが決定的となった。10月31日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
今夏に7シーズンぶりとなるユヴェントス復帰を果たしたポグバは、プレシーズン中に右ひざを負傷。後の検査で右ひざ外側半月板の病変が発覚し、長期離脱を余儀なくされていた。当初は保存療法を選択していた同選手だが、回復が思わしくなく、9月に手術を実施。10月中旬には部分的ではあるもののチームトレーニングに合流し、戦線復帰への期待も高まっていた。
トレーニング合流後に太ももを負傷し、さらなる離脱を余儀なくされたとの報道もあったポグバ。状態に注目が集まる中、所属クラブのユヴェントスは現地時間31日に同選手の状態について発表。「Jメディカルで行われ放射線検査と、ピッツバーグでのヴォルカー・ムサール教授の診察及び話し合いの結果、ポール・ポグバはリハビリテーションプログラムを継続する必要がある」と明かしている。
また、ポグバの代理人を務めるラファエラ・ピメンタ氏は、10月31日に発表した声明の中で同選手の負傷状況について次のように言及。ポグバのワールドカップ本大会の欠場を明言した。
「昨日と今日のトリノとピッツバーグでのメディカルチェックを受け、ポール・ポグバが手術からの回復時間を必要としていることを伝えるのは非常につらい。このため、ポール(・ポグバ)はワールドカップ中断前のユヴェントスのチームにも、カタールでのフランス代表チームにも参加することはできない」
フランス代表では、チェルシー所属のMFエンゴロ・カンテもハムストリングの負傷によりワールドカップ本大会を欠場することが濃厚となっている。ワールドカップ連覇を目指すフランス代表は、中盤の主力2人を欠いた状態で本大会に臨むこととなりそうだ。なお、同代表はカタールワールドカップ本大会ではオーストラリア代表、デンマーク代表、チュニジア代表と同組のグループDを戦う。