ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。全64試合を無料生中継するABEMAでは、10月30日(日)深夜に、特別番組『FIFA ワールドカップ64~ノブが鉄人・長友に学ぶんじゃ~日本代表と初対談~』を放送。千鳥・ノブが体調管理の一環として長友佑都が実践しているヨガのトレーニングを体験した。
【映像】「鉄人」長友佑都の驚異のトレーニング
長友は一日のスケジュールを円グラフで公開。朝6時半には起きて、練習前に1時間半のトレーニングをする際に、ランニングやストレッチに加えてヨガを実施するそう。その後練習を終えてジムのトレーニングなどをこなし、夕食を食べて入浴後に、1日の疲れを癒す目的で再度ヨガをするのだという。
そしてヨガのあとに実施するのは瞑想で、長友は「呼吸に集中して『今』に集中する」と説明。そのとき出てくる雑念に対して「こういうことを考えてるんだな」と自分と向き合って心を整える。これによって、ネガティブな方向に流されないようなメンタルコントロールができる技術を身につけたという。W杯最初のドイツ戦についても、試合前に「上手くいってるシーン」「ミスをしてしまったシーン」を瞑想のなかであらかじめ体験し、備えておくのだと明かした。
ヨガは日本代表の堂安律や原口元気とも一緒にやることがあり、長友は「彼らもやっぱり意識めちゃめちゃ高い」と評価。ノブが「長友さんが『ヨガいいぞ』って日本代表に持ち込んだ?」と問いかけると、「僕がやってるって聞いて、始めた選手も多分いるのでは」と応じた。
その後は長友が直々にノブにヨガをレクチャーしたが、ノブは「危ない危ない!」「もうこれ限界だ」と、早々についていけずにギブアップ。なんなくポーズを決める長友に感心するばかりで「ヨガってこんなにハードなんだ」「やっぱりこんなにやってるんだ」と驚いた。
ヨガは怪我防止はもちろん、走る時の歩幅を大きくするのにも一役買っているという。呼吸法については「出してる息と吸う息に集中する。人って過去にとらわれたりとか未来に不安を憶えたりして、頭が雑念でいっぱいになるんですけど。それを今に集中して、しっかりと今を見つめる」と、メンタルを整えるためのコツを語った。
トレーニングで心技体を整えている長友は「体が柔らかい分、本当だったら怪我してるところ、事故になってるところをいなせたりとか。神経も整ってるんで、最悪『危ないな』と思った瞬間に避けられる。そういう神経の回路を作ってます」と解説した。
photo:徳丸篤史 Atsushi Tokumaru