サッカー日本代表の森保一監督は1日、記者会見にてFIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバー26名を発表。メンバー発表前には、数分間にわたりサッカー関係者や日本国内のサッカーファンなどに対して感謝の思いを伝えていた。ただサッカー評論家のセルジオ越後氏は、日本サッカー協会(JFA)の記者会見のやり方に注文を付けている。
森保一監督は、JFAの田嶋幸三会長や反町康治技術委員長とともにメンバー発表会見に出席。メンバー発表前の挨拶では緊張のあまりか何度も「えー」と言い、時折声を震わせていた。
AbemaのカタールW杯発表会見中継に出演したセルジオ越後氏はメンバー発表後に「『戦いに行くんだ』という気持ちが出てくるように、言葉を選んでいる」と、メンバー発表前の挨拶における森保一監督の言葉を分析。その上で「記者会見の挨拶はもっとシンプルにやればいい。外国だった『もっと発表早くしろ』と野次が飛びますね」
「お世話になっているスタッフとかスポンサーとか、あそこまで(丁寧に感謝を伝えているけど、)あれは広報の仕事。田嶋幸三会長と森保一監督の挨拶がかなり似ていたあたりが、日本(のスタイル)じゃないかな」と自身の感想を述べた。
森保一監督は、カタールW杯アジア最終予選やキリンチャレンジカップ2022の会見や試合後インタビューで何度も感謝の思いを語っていた。今回選んだ26名の選手やコーチングスタッフとともに、強い覚悟をもってカタールに乗り込むはずだ。