代表選考には常に議論がつきまとう。誰を選出し、誰を選外としても、すべての人から賛同を得られることはない。ワールドカップという大舞台への招集メンバーとなればなおさらだ。

 森保一監督は11月1日、カタール・ワールドカップに向けた日本代表メンバー26人を発表した。議論を呼んでいるのが、セルティックでエースとして活躍する古橋亨梧の落選だ。

 昨シーズンのセルティック加入以降、ゴールを量産してきた古橋は、今季もリーグ戦で10試合出場の8得点。チャンピオンズリーグでは5試合でネットを揺らせず、9月を無得点で終えるなど、批判を浴びるようにもなったが、選考発表前の最後の試合となったリーグ前節では得点を挙げている。

 しかし、森保監督の口から古橋の名前は出てこなかった。代表での成績から妥当な決定という意見もある一方で、セルティックでの活躍を知る同クラブのファンやスコットランドのメディアからは疑問の声も寄せられている。それは他国でも例外ではない。
 
 イタリア衛星放送『Sky Sport』は、日本代表メンバーを紹介する記事で、「モリヤスのチームの攻撃効率の欠如という問題も考えれば、サプライズなのはセルティックのFWキョウゴ・フルハシの落選だ」と報じている。

「一方、タクマ・アサノ、コウ・イタクラと、現在コンディションが良くない2人が含まれた。ただ、彼らは開幕の20日までに回復可能と考えられている」

 森保監督の選択は妥当だったのか。その答えはピッチで出る。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】日本代表のホームが堂々1位!英紙が選出したカタールW杯出場国の「ユニホームランキングTOP10」